ペルー環境教育奮闘記。

青年海外協力隊 環境教育隊員としての活動記録とペルーの情報発信のためのBlog

日本人が発掘した遺跡 クントゥルワシ遺跡

 

みなさん日本人が発掘をしたクントゥルワシ遺跡をご存知でしょうか?

この遺跡は東京大学の大貫教授が発掘し、紀元前1000年ごろから50年ごろにかけて使用された遺跡です。

 

その近くの街で起点となるのがサンパブロ。

チクライヨからチレーテ経由で到着します。

ただ雨季のペルー山岳部はこんな感じでした。

一応中心部なんですがね。。。

 

そこからモトタクシーで10分ほどのところにあるのがクントゥルワシ博物館。

日本の援助で作られ昨年20周年を迎えた村人たちが運営する博物館。

この博物館には青年海外協力隊文化財保護の職種で発見されています。

ここで、貯蔵品のレイアウトや保存に尽力されています。

Museo Kuntur Wasi - 当館について

ここに詳しい情報が載っています。

 

ここでは4期で構成される遺跡から発掘された土器などが展示されています。

この4期というのは各期ごとに出土品の特徴が変わっています。

更に遺跡はその期ごとに更新されて使われていたといわれています。

そしてこの博物館で一番の見どころが黄金の発掘品です。

遺跡のプラットホーム部から発見された、7つの墓から発見されました。

有名な14人の顔が載った金冠。

紀元前の時代にこんな金細工を行う技術があったなんて。

 

ボランティアが考案して展示方法を変えた展示。

遺跡の彫刻技術のすごさもわかります。

 

ちゃんと看板も出ていますし、おすすめです!

今なら日本語でのガイドも付いているのでお勧めです。

 

続いてはペルー文化省が管理しているクントゥル遺跡に。

ほんとうならここに大きな壁が広がるんですが、霧だけです。。。

こちらがペルーの記念硬貨にも描かれた石造のレプリカ。

この階段はユネスコによって2000年から3年あけて復元されました。

石造のレプリカも置かれているので実際の雰囲気がわかります。

薄目で見ていただければ壁が見えると思います。。。

壁にはちゃんと水路の形跡もあり、同じ時代であるチャビン遺跡と同じようにも見えます。

博物館の後に遺跡に向かうとよりわかりやすいです。

 

遺跡の地面にはこんなものが落ちています

これは土器のかけらです。

言わなければ気づかないけど遺跡なので地面に土器が一杯。

ガイドのおかげで知りました。

 

 

これは、ボランティアがデザインして作成して売り上げを伸ばすために作成したTシャツ。

裏にもプリントされていておしゃれです。

ぜひ行ったら買って見てください!

 

博物館の前にはホテルもあります。

部屋は広くてきれいで、晴れた日には山岳部のきれいな景色が広がっています。

 

2年間で初めてボランティアが活動している現場に行って、頑張っている姿を見てやっぱり刺激を貰いました。

自分よりも若いのに一生懸命頑張っているボランティアから刺激を貰うなんて。

残り少ない彼の任期も色々活動して、博物館の発展に尽力してくれることを願っています。

 

ではでは