アメリカ大陸最古の都市?カラル遺跡
リマに用事で上がったついでに、リマの友達とともに郊外に観光しに行ってきました。
「リマなんて何回も来るし、後回しにしよう!」と思っていたのですが、残り任期も見えてきたので行ってきました。
今回の目的地はリマを3時間ほど北上したところ。
リマの中心部とは違う景色が続きます。
ペルーの人口の3分の1を有するリマは南米でも有数の都市で、中心部を外れると貧困層の住むスラム街などが広がります。
そんな道をひたすら進み、さらに舗装されてない道を進むとついに到着。
2009年に世界遺産に登録された今ペルー国内で注目の遺跡です。
まだまだ、アクセスなどで課題がある遺跡ですがこれから注目の遺跡です。
きっと世界遺産に登録されてからペルー文化省が力を入れているようで看板などは新しくてきれいなものが出来ていました。
こちらが現在確認されている見学可能な遺跡群。
近郊には同じような遺跡が発見されており巨大都市を形成していた可能性があるとされています。
この遺跡の中で発見されたものを年代分析したところ、紀元前2600年頃のものである可能性があり、エジプト文明と同時期にここに巨大都市が形成されていた可能性を示してます。
まだまだ研究段階ですが、ペルーの観光において注目の場所です。
ここはコスタに位置するのでマチュピチュのように緑あふれる遺跡ではなく、砂漠の中に出来た遺跡です。
複数のピラミッド型の古墳が発見されており、出土品から用途に関しての研究が進められています。
この遺跡はガイド付きでしか見ることが出来ず、20ソーレス/人を参加者で割って払います。
上の写真は集会や音楽のコンサートに使用されていたといわれる円形の遺跡です。
ここは地形的に一般人が使っていたのではないかといわれています。
この石組は復興されたものです。
古墳の中には入れませんが、上から見ると上の写真のようだったそうです。
ここが一番高層な人々が神聖な儀式の為に使っていたといわれている遺跡。
復旧している部分も多いですが一番高価な出土品が出ているためそういわれています。
円形の入り口を通って神殿に入る構造になっています。
この遺跡群はスぺ川沿岸に位置して川周辺は緑が豊かです。
川付近に遺跡を作る理由がわかる気がします。
こちらが高台から見た遺跡。
複数のピラミッド式の遺跡が点在している。
まだまだ用途はわかっていませんが、この場所に4000年前にあったかもしれないと思うと感動です。
光が当たっているのが、高層の人が使っていたといわれる遺跡です。
確かに他の遺跡よりいい場所だし、規模も大きいなとわかります。
まだまだ謎が多い遺跡ですが、南米でも観光資源の豊かなペルーのこれからの注目スポットに行けました。
何年後かに今のマチュピチュのようになることを願って。
ではでは