ペルー環境教育奮闘記。

青年海外協力隊 環境教育隊員としての活動記録とペルーの情報発信のためのBlog

ペルー第3の街Trujillo ~観光~

 

 

先週ペルーは3連休でした。(金から日まで)

なので、国内旅行に出かけました。

ペルーのボランティアは任地についてから3か月は任地を私的に離れることは出来ないので、今回が初めての旅行でした。

 

目的地はリマから北に550キロの街トルヒージョ(Trujillo)

スペインからの侵略者ピサロが1536年にこの地に町を建設し、スペインの生まれ故郷であるTrujilloとつけたのが始まりです。

リマからバスで10時間。。。

太平洋と砂漠を見ながら、進みます。

 

しかし、10時間といっても食事は2回出るし、個別モニターで映画は見れるし、席もゆったりしているので退屈しません。

 

 

それでは観光した場所について今回は書きます。

 

 

アルマス広場(中央広場)

カテドラル。(大聖堂)

 

コロニアル(スペイン統治時代)の雰囲気の残る町並み。ピサロ通りが中央通り。

 

遺跡巡り前に少し勉強の為、考古学・人類学史博物(5ソル)へ

スペイン統治までの北部文化を紹介しています。

土器や生活様式を説明しています。

 

そしてトルヒージョの魅力はコロニアルな町並みでなく、周辺にあるプレインカ(インカ帝国以前)の遺跡たちです。

 

まずは、モチェ時代の遺跡「大陽のワカ・月のワカ」

モチェ文化時代の遺跡です。

紀元前0年ごろから700年ぐらいまで存在した文明です。

月のワカの前には博物館があります。(3ソル)

大陽のワカには入れませんが、月のワカには入れます。(3ソル)

宗教的な儀式が行われていたのでは?と言われています。

月のワカから太陽のワカを望む

大陽のワカはお城だったといわれているそうです。

月のワカは約100年ごとに外装を増やしていったといわれており、どんどん大きくなっていったようです。

この外壁では壁の向こうに更に違う外壁が見えます。

このようにどんどん更新?していったと考えられています。

 

続いては虹のワカ。

チムー時代の遺跡です。(1000年から1400年ごろまで。インカ直前)

別名ドラゴンのワカと言われていますが、この地域にはドラゴンの逸話は残っていないのです。

下の方に見えるのがオリジナルの部分で、まだ用途は解明されていませんが、宗教的な用途だったといわれています。

これがドラゴン??

ちなみにワカとはインカ時代使われたケチュア語で「神聖なもの」という意味ですが、プレインカ時代での言語でどのように言われていたかはわかっていません。

 

続いてはチャンチャン博物館。

チムー時代の都市跡の遺跡チャンチャン遺跡に関してです。

言語はスペイン語だけですが、人形などで当時の生活(シャーマンや食事)などを説明しています。(チャンチャン遺跡・虹のワカとセットで10ソル)

続いては、チャンチャン遺跡

チャンチャン遺跡には10個の地区がありましたが現在見れるのはその一部のみ。

神殿や墓場、儀式場所などが現在は見れます。

 

上の写真は復元で、オリジナルは下。

正直原型がわかりません。。。。

 

最後に夕方天気が良ければもっときれいなワンチャコ海岸。

 

プレインカ時代から使われている船。トトラが並んでいる海岸です。

一大観光地で、土産物屋もいっぱいあります。

トトラ

 

最後にトルヒージョの夜景。

ペルー人曰く、トルヒージョは少し治安が悪いそうなので、夜は気を付けましょう!

今回は移動に時間を取られて1日しか観光できませんでしたが、今度はもっとゆっくり行きたい街でした。

 

ではでは。