イカのコンポスト
イカ市では100t/日のごみが以前紹介したごみ捨て場に持っていかれています。
そのなかの約60%が生ごみです。
以前のブログで煙が出ていたのも炭化物が多いからです。
そこで生ごみを使ってコンポスト化をして少しでも生ごみをごみ捨て場にもっていかなくていいようにとイカにあるコンポストの実態を調べてみました!
イカ市内でコンポストをやっているのはCampo Ferialという植物園?の中にある動物園の一角です。
と言ってもシステム化されていません。。。
内容は食肉センター(牛や豚を処理している場所)から内臓物を持ってきて草と混ぜているというものです。
特別に温度管理や混ぜる周期も決まっていません。
色がこんな黒くなってきたら使うとのこと。
そして他の土と混ぜてポットに入れて使います。
そのあと植物種を入れて育つのを待ちます。
ミミズの数の基準は特にないそうです。
彼ら曰く経験値で品質が高いので花等のポットにはこっちを入れるそうです。
そうして作られたポットを使ってこのように街の緑化を行っていきます。
きれいに見えると思いますが、これは街で一番きれいな通りです!
ここの緑化はうまくいってるなって感じます。
しかし、もし家庭ごみや市場の生ごみをここに持ち込んでは処理しきれません。
なぜかといえば、コンポストの作成には1か月半。ミミズを入れると2か月かかります。
また、場所も限られています。
よって今カウンターパートと改善案を上司に提案しているところです。
けど問題点は山積み。大きく分けても3つ問題があります。
①生ごみの搬送 ・・・今はごみはすべて同じトラックで運ぶため
②家庭での生ごみ分別啓発 ・・・ごみを分別する概念がない
③作業員の指導 ・・・持ってきたところでちゃんと処理できるか
少しでも作業期間が短縮出来るようになるために、そして何かいい案はないのか。来週JICAの在外研修でコスタリカに行ってきます。
2年の任期中に一度だけ参加できる研修です。
そこでカウンターパートと一緒に学んでイカに広めていければなと思っています。
少しずつ仕事らしいことやっていきます!
関係ないですが今日隣の家で誕生日会をやっているようです。
ペルーの誕生日会は近隣住民を気にしません。
よって部屋は扉を閉めてもパチンコ屋の中にいるようです。。。
今日は寝れないねって大家さんが笑っていってきました。
ペルー人はお互い様なので気にしてないようです。
ではでは。