ペルー環境教育奮闘記。

青年海外協力隊 環境教育隊員としての活動記録とペルーの情報発信のためのBlog

チリ旅行 ~パタゴニア~

北のカラマ空港からサンティアゴを経由して向かったのはチリ最南端の空港プンタアレーナス。

チリとアルゼンチンにまたがるパタゴニアを訪問するためです。

といっても私が入れるのはチリ側だけですが。

プエルトモンで一度着陸して到着したのは夜十時。

ミニバスに乗って行くのですがこれで11時前です。

さすが南の端、白夜見たいです。

翌日早速プンタアレーナス探索。

上のウルトラマンの怪獣みたいなのは原住民のヤマナ族の衣装です。

現在はいませんが、お祝いの際にこのような格好をしていたそうです。

 

そんなプンタアレーナスの町並み。

留学していたドイツみたいな町並み。

高い建物があるわけではなく、きれいな統一されている町並み。

パタゴニアは羊毛やラム肉が有名です。

ラムがかわいそうに吊るされています。

少し高台に上るとマゼラン海峡が眺められます。

物流の拠点でもあるのか、貨物船が多く見れます。

ここはホテル。

今度はこんないいホテルに泊まってみたいな。。。

中央広場にはマゼランの銅像があります。

さらにその下にはマゼランが到着した当時に住んでいた、2つの原住民の部族の首長が配置されており当時の関係性がわかります。

 

そして、そこからパイネ国立公園の起点となるプエルトナタレスへ。

 

エルトナタレスは観光の拠点となる街ですが小さな街です。

ここにきて思ったのですが、やっぱり家には屋根が必要ですね。

砂漠のイカは屋根がない(斜めになってない)ので家って感じがしないので。

翌日のパイネに備えて前日はパタゴニアラム肉を食す。

たまたま日本人の方に会って食事を一緒にすることになったのですが、話をしていると青年海外協力隊のOVで色々話が盛り上がり楽しい時間になりました。

一人旅だと寂しい時もありますが、こういう出会いがあるのも醍醐味ですね。

 

翌日パイネのツアーに。

まずはミロドンの洞窟に。

上の岩が洞窟です。

ここが洞窟になっています。

ここは氷河時代が終わり氷河が溶けた際にここにあった砂が一緒に流れて行ったといわれています。

その際に氷河時代(マンモスなどがいた時代)に住んでいたミロドンといわれる動物の骨が発見されました。

ナマケモノの名前で草食で牧草を食べていたといわれています。

イメージではこんな感じです。

けど草食なのにこんな感じにしなくても。。。

 

その後に休憩所に載ったらヤマナ族発見。

いろんなタイプがいたんですね。。。

なんで頭とんがってるんだろう?

やっぱり寒いので薪ストーブ。

こんなのイカじゃいらないな。。。

この休憩所の前の道を進めばアルゼンチンにつくそうです。

そんな中パイネへ。

本当はここはパイネの山が見える展望台なんですが、全然雲に隠れて見えない。。。

国立公園の中にはニャンドゥといわれるダチョウの仲間が保護されています。

雄が子供の卵を守るため、かなり警戒心が高いです。

さらにグアナコの群れにも。

アタカマで見たのはビクーニャ。最近やっと区別がつくようになりました。

グアナコの毛は非常に柔らかく人気ですが、アルパカのようにいっぱい生えているわけではないのでかなり高価です。

 

より近づいて展望台に。

雲が若干晴れてきました。

しかし気温が寒いわけではなく、風が強くてかなり寒かったです。

以前に旅行で行った先輩ボランティアが言っていた

「耳がもげるくらい寒い」というのが理解できました。

 

一緒のツアーに参加していたチリ人の長髪の男の子の髪の毛がこんなになるぐらい風が吹いてました。

 

そのあとは、パイネ滝という滝。

雲が風のおかげでなくなっていい感じになってきました。

この山はTorres del Pineといわれパイネの塔といわれる岩峰です。

地球の裏側に来て少しでも拝めたことに感激です。

ちなみに国立公園内はトレッキングが人気で、公園内に何個か宿泊施設もあり、ヨーロッパの人たちを中心に人気です。

ただ、観光客の火の不始末により森林火事も起きており、このような燃えた木が見られます。

 

次はサルトグランデ。

パイネ大滝と呼ばれるところ。

本来なら近くに行って見れるのですが、強風の為落下する恐れがあるため、遠目から見ました。

 

ノルデンフィールド湖を挟んでのトーレスデルパイネ。

因みに湖に浮いているのもホテルです。

こんなとこに泊まってみたいな。

最後に一番奥にあるグレイ湖。

ここは氷河があり流氷が浮いています。

かなり遠めですが氷河が見れます。

ただこの時の風も強くてなかなか前に進めず。。。

パイネの季節は1日でも変わりやすく、トレッキングしている人は大変だろうなと思いました。

 

こちらが一番きれいに撮れたトーレスデルパイネ。

完全に雲が晴れてはくれませんでしたが、朝小雨だった割には見れてよかったです。

午前中には見れなかった展望台からのパイネも帰りにはきっちり見えました。

 

ツアー終わりに昨日と同じ店で今度はサーモンのシーフードクリームがけ。

サーモンはチリで有名で日本にも多く輸出しています。

この日も前日の日本人の方とお会いでき、楽しく食事できました。

 

ただ、トーレスデルパイネは見れても氷河が見れてない!

グレイ湖の氷河もよくわかなかったし。ということで氷河を見るクルーズに参加することに。

本当はプンタアレーナスに戻ってペンギンを見に行こうかと思っていたのですが変更です。

もちろんアルゼンチンのペリトモレノみたいなのは見れませんが。。。

 

翌日クルーズ船に乗車。

この日も風が強くなかなか揺れるクルーズ船。

しかし、ロスアンへレスという街から来た夫妻と仲良くなって色々話していて楽しい時間でした。

こういう時現地の言葉が少しでもわかると楽しい旅ですね。

 

わかりずらいですがコルモラールという鵜科の鳥の群れです。

白と黒色なのでペンギンと思われますが、鵜科なのでちゃんと飛びます。

このクルーズはウルティマエスペランサ・フィヨルドを通ります。

フィヨルドって聞くと中学の社会を思い出します。

 

ここではコンドルの巣が作りやすい渓谷がフィヨルドなので、コンドルも見られます。

 

そして念願の氷河に到着。

バルマセダ氷河。

以前はこの地面の部分にも氷河があったらしいですが、地球温暖化の影響で氷河の面積も減っているようです。

やっぱり、氷河って水色できれいだなと思いました。

 

そして、最後は船を下りて、15分ほど歩いて一番近くまで行きます。

湖に流れている流氷がいいですね。

遠めですが、この距離で見れてよかったです。

 

船に戻ったら流氷で入りのウイスキー

なんかおいしく感じました。

12時を回ったごろから風も少なくなってきて、船外からきれいな景色を見れました。

ウイスキーを飲んだ後だからかみんなまったり船内で過ごしていました。

 

そして昼食に。

ここでもやっぱりメニューはパタゴニアラム肉。

あばら肉を豪快に焼いています。

ラム肉の盛り合わせ。

と思いきやチキンも載っていた。

ここでは1人旅のメンバーで席を集められたのですが、共通語が英語。

聞く分には問題がないのですが単語が出てこない。。まずい。。

 

そのレストランの横には、羊が飼われていました。

かわいいけど、なんかこの子たちの未来を考えると。。。

 

陸地からゆっくりパイネを眺められてよかったです。

 

 

チリ柄の車が駐車されてました。

おしゃれ!

 

氷河も見れて大満足ででツアーも終了。

楽しく過ごさせてくれたツアーのメンバーに感謝です。

 

バスまで時間があったので腹ごしらえ。

ここでは海鮮も有名なので海鮮スープを。

チリのレモンは日本みたいな大きさ。

隣国でも違うんだな。

 

最後にプンタナタレスの標識。

ミロドンはゆるキャラとしても大活躍の様です。

 

氷河を見れて満足ですが、いつかはアルゼンチンの氷河に載っておいしいウイスキーを飲んでみたいなと思ってしまいました。

 

ブログを書いている今のイカは真夏で夜でも暑い。あの寒さが少し懐かしいです。

南米は広いな!

 

ではでは