みんなにクリスマスを
少し前ですが、活動先の女性の同僚が、
「市役所の仕事じゃないけど手伝ってほしい仕事があるんだけど。」
と行ってきました。
彼女がしたい仕事とは貧困地域に住む子供たちへ市役所の職員から寄付を募ってクリスマスプレゼントを渡すという仕事。
市役所では予算が下りずに個人的に寄付を集めているという事。
自分が手伝ったのは少しのプレゼントを寄付することと。
プレゼントの梱包。そして、当日の手伝いでした。
正直最初に「寄付をお願いできない?」と聞かれたときは不審がりましたが、彼女の思いを感じて手伝いました。
もう一人の同僚と現品寄付を頂いたおもちゃに包装をしました。
貧困地帯は女性だけで行くには危ない場所で、自分がいてよかったなと思います。
プレゼントは決していいおもちゃではなく安いものです。
しかし、彼女がこのイベントを企画したのはこの貧困地帯に業務で行ったときに
「クリスマスはどうするの?」と聞いたら
子供から「今までクリスマスにプレゼントなんてもらったことないよ。いつもと一緒だよ。」
といわれた一言だそうです。
女性ならではの感性でこのイベントを企画して実行していく同僚。
輝いていました。
男の子用と女の子用に分けたおもちゃ。
くじを引いて景品を配ります。
おもちゃと一緒に炭酸飲料とペルーのクリスマスの定番パネトンを渡しました。
少しでも手伝えてよかった。
おもちゃを楽しみにしている子供たち。
かわいい。
配る説明をすると多くの人が集まりました。
事前に地区で子供の数と名前を把握していてその子供たちに配ります。
パネトンを渡す同僚。
2人の子供の母親ならではの行動力。
クリスマスに一人でも多くの子供が喜んでくれることを願って。
素敵な子供の笑顔を見れました。
子供たちに良いクリスマスが訪れてくれればいいなと思いました。
ここでの2年間は教えることよりも教わることが多い時間。
カトリック教徒のペルー人にとって大事な一日を一人でも多くの子供に楽しんでほしい。
そんな思いが芽生えた一日でした。
ではでは