ペルー環境教育奮闘記。

青年海外協力隊 環境教育隊員としての活動記録とペルーの情報発信のためのBlog

今年も開催 原爆展

 

今年もイカで原爆展を開催しました。

 

本来は8月6日の原爆投下の日に昨年同様開催する予定でしたが、6日7日に配属先市役所がストライキを実施したため、備品が運送できませんでした。

また、ストライキとなると実施場所の中央広場もストライキの行進が通過するため、当日に急きょですが中止しました。

 

その後配属先や関係機関と日程を調整して1週間後の13日にイカの中央広場で無事実施することが出来ました。

 

もちろんいつも通りうまくいくはずもなく、イーゼルを借りに行ったら用意がされてなくて。前日に言われたとおりに電話を入れたのに。。。

結局なんとか借りることが出来ました。計画通りにうまくいかないことが多くて参りそうな時もありますが、慣れてきた部分もあります。日本にいたらもっとテンパっていたと思います。

1年4か月たって少し心が強くなってきたかな?

 

そして、今回は大学生と同僚たちが運搬や運営に前回よりも協力してくれました。

ポスター展示は今回で3回目。

最初はなかなか限られた同僚しか手伝ってくれなかったのですが徐々に人間関係も構築されてきて嬉しいです。

今年も昨年同様7社のメディアの取材がありました。

昨年よりも記者の質問がわかったり、伝えたいことが伝えられたりしました。

カウンターパートもペルー人としての意見を伝えてくれました。

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しかし、1年たっても自分自身の言いたいことがうまく伝わっていないかもと思うと悔しい思いもします。

改めてスペイン語能力がまだまだだなと思います。

 

 

この日は最近と違って天候もよく、雲が少なくて野外でやるにはいい日となりました。

ポスターを見ながら友人と話している人。

子供に説明している親。

真剣に写真を見ている人。

様々なイカの人の顔を見ることが出来ました。

 

今年は啓発を行った経験のある学校に配属先から招待状を送ってもらったので、授業の一環として訪問してくれた学校もありました。

子供たちも真剣に写真を見ながらつたないスペイン語を聞いてくれました。

これが彼らの心に残ってくれればいいなと思いました。

 

そして、会場では質問をたくさん受けました。

その中で一番多く受けた質問は

「こんな大惨事が起きた広島はどうやって立ち直ったんだ?」です。

イカは7年たった地震からまだまだ再建が完了していません。

 

私は常に。

「もちろん政治的な援助もあったけど、市民が少しずつ協力して、手を取り合って身の回りの問題を改善していったんだよ。そうすれば、国や政府を動かすことが出来ると思う。すべてを政治や他人のせいにしていたら前に進まないかもね」

 

本当にそれでいいのかわからないですが、少しでも自分の気持ちを伝えることが出来てよかったです。

 

自分は親の仕事の都合で義務教育期間の半分以下しか広島にいませんでしたが、ここにきて伝えるために色々勉強していい機会となりました。

 

ではでは