ペルー環境教育奮闘記。

青年海外協力隊 環境教育隊員としての活動記録とペルーの情報発信のためのBlog

人はなぜごみを捨てる?

今日は同僚たちとイカにある川に行ってきました。

というのもイカでは川のごみ問題が深刻化しており、川の水がなくなるこの時期にはじめて一斉にごみの回収を行う計画となりました。今までで初めての試み。

 

総工費は750万円ほど。

10人の人間が約1週間をかけ、4台の重機を使って回収したそうです。

 

その現状を見に行くことに。

 

ただ、席は3つしかないのに。。。

 

俺は荷台に乗ることに。

俺が乗っているのに運転手はお構いなしの運転です。。。

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*車の荷台から。

 

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橋からの景色はこんな感じ。

作業前の写真はここでは貼れないぐらい全面ゴミだらけです。。。

 

けど、作業が終わってまだ2日ぐらいの場所なのにごみは落ちていました。

しかもほとんどが橋から。見回っている間もモトタクシーから投げる人もいました。

 

 他にも自分たちの目の前でごみを入れているおじさんにも会った。

同僚が注意しても、「関係ない!」の一点張り。

 

なので、思い切って質問しました。スペイン語で質問するのは初めてでしたが同僚がフォローしてくれました。

このおじさんは川の目の前に住んでるそう。

 

①なぜごみをすてるの?

 →どうせ川が流してくれるし、自分の家の前にはごみ収集車が通らない!だからここで捨てるんだ。

 

②どうしたらごみを川に捨てない?

 →ごみを置いてたら持って行ってくれればいい。なんでうちの前にはごみ収集車がこないんだ。

 

③川がきれいになってどう思う。

 →確かに匂いもしなくなった。けど、水が流れてたらそこはみえないからどっちも一緒だよ!

 

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今の自分じゃここまでで精一杯です。。。

 

けど、ごみを捨てる人にも理由があるはず。

そこを納得してもらわないと行動にはつながらない。

一つ一つ解決していくのが大事なのかな。

 

そして何より同僚たちの残念そうな顔がかわいそうで。

きっと予算通すのに苦労しただろうに。。。

すこしでも彼らの力になれることはないだろうか。

語学を上達させるのとともに信頼関係を早く築きたいな。

 

でもすべての人がごみを捨てるわけじゃない。

自分の家の前に植物植えて水をあげているおじさんにも会いました。

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大変だけど、できないことはない。

頑張ります。

 

ではでは