ペルー環境教育奮闘記。

青年海外協力隊 環境教育隊員としての活動記録とペルーの情報発信のためのBlog

なんとかエコバッグキャンペーンが決定!

以前のブログにも書いたのですがイカでのエコバッグキャンペーンの日程が確定しました。

エコバックキャンペーン - ペルー環境教育奮闘記。

 

物自体はずっと持っていたのですが、時期をずっと見計らって色々主催者とも協議を重ねて決定しました。

実際は9月に行う予定だったのですが、10月に行われる統一地方選挙プロパガンダと思われることを避けて、10月10日から1週間の予定で開催することとしました。

 

なぜプロパガンダと思われるか。それはペルーでは候補者が自分の名前が入っている物を配ったりする選挙活動を行います。

例えば、ミネラルウォーターやキーホルダーなど。

自分はもちろん配属先の一員として活動しているので今回のイベントも市役所の名前で行います。

 

そうすると政治的意図を感じる人も多いため、選挙が終わった後に変更しました。

 

また、協賛してくれるショッピングセンターの理解を得るためにも色々策を練りました。

まずは、片言の言語しか話せない日本人を信頼してもらえるようにと各種イベントで実績を作りました。クリスマスイベントや折り紙教室などを行って関係性を強めました。

そして、もちろん相手は商業施設。彼らにとってメリットがなくてはいけません。

なので、仕事が終わった後や休日にショッピングセンターにいってビニール袋の使用状況を調査しました。

 

平日。休日。朝・昼・晩に入口に立ってショッピングセンターの来場者と使用ビニール袋の消費量を調査しました。

スーパーが入っている為 

6.2袋/組(家族訪問者が多いため組単位)・来店者(買い物した人のみ)182組/時間(平均) つまり営業時間14時間で2548枚の袋が消費されています。

ビニール袋の仕入れ価格は各店舗によって異なりますが、一般市場では約5ソル/100枚です。つまり、127.4ソル。(約5096円.1ソル=40円換算)

891.8ソル/週 3822ソル/月(15万2880円)となります。

つまり、もしエコバッグが普及することによってショッピングセンターに入っている各店舗にもメリットが出ることとなります。

これを担当者にプレゼンをして、無事協力してもらえることとなりました。

イベントの広告及び普及用のチラシなどはショッピングセンターの負担。

物品と企画運営は市役所の管轄としました。

           

ではなぜエコバッグを普及させたいと思ったのか。

それは任地に赴任して色々カウンターパートとともに街をまわって思ったこと。

 

ゴミダメの中にビニール袋が多いと思ったこと。

小さな買い物でもビニール袋に入れる為、ごみを少量でも捨てるという感覚が身についてしまっている為。

その結果街がごみで埋め尽くされているから。

 

日本もまだまだエコバッグが普及しているとは言えません。

しかし、大学時代にドイツに留学していた時、ドイツは日本よりも進んでいて、ビニール袋は有料でした。

みんな買い物に行くときに袋を持っていってそれにいれるというのが当たり前。

最初は不便に思うけど、慣れれば何の苦にもなりませんでした。

あの時の経験があるから少しでもと思って企画しました。

 

もちろんただで配るのではなく、ビニール袋を断って規定額以上の購入をした人にプレゼントします。

このイベントが少しでもイカの為になればと。

 

ではでは