ペルー環境教育奮闘記。

青年海外協力隊 環境教育隊員としての活動記録とペルーの情報発信のためのBlog

少し前進できたか!?

啓発で同じ学校に行くのは意外に根気が要ります。

それは体力や時間だけじゃなくて気持ちの面でも。

こんなに通っているのになかなか変化が見られないと心が折れそうになる時も。

 

自分でもそんなにすぐに変わるわけではないと思ってはいるけど、なかなか前向きになれないときも。

ただ、学校に着いたら名前を呼んで

『次はいつ来るの?』といってくれる生徒たちの言葉を聞くと頑張れていました。

 

3月から始めてもう7月。

早いなぁと感じながら過ごしていたら、

中学4年生(ペルーは中高教育が合計5年)のクラスの子が声をかけてきて

『見てみて!』と。

 

校庭にある水道の下にペットボトルの切れ端が。

『この水クラスの植物にあげるんだ!』と。

 

自分がやった『水の節約』の授業でクラスで話し合って自分たちで設置したそう。

彼女たちの行動が見えた瞬間。

 

他のクラスでもリサイクルクラフトをやっていました。

新聞で作った飾り。

新聞を丸めて作った筒。

 

こうやって少しずつ環境について考えてくれるきっかけになっているのがわかってよかった。

 

そして、あるクラスで授業をやっていて終わったら5年生のクラスの子が待っていて。

『来週のホームクラスで水節約キャンペーンを話し合うんだけど来てくれませんか?』

と聞かれました。

 

彼女たちの自発性が見えました。

環境教育のステップは

①興味を持つ

②知識を習得する

③行動を起こす

④行動をより適用させる

⑤他の人への参加を求める

と進んでいくといわれています。

彼女たちが行動を起こすところまで来てくれたのだと感じました。

 

あっという間に残り8か月。

南半球のペルーは寒くて朝出勤が嫌になるときもありますが、もう少し頑張ります。

 

ではでは